【障害年金の更新】いつ届く?何をする?手続きの流れと対象の病気一覧
目次

「久しぶりに年金機構から封筒が届いたけれど、これって更新?」 「次の更新はいつだったっけ?年金証書のどこを見ればいいの?」
障害年金を受給している方の多くに、1年~5年ごとに「更新(障害状態確認届)」の時期がやってきます。 この記事では、更新の時期の確認方法や、具体的な手続きの流れ、更新が必要な病気の種類について、上野・錦糸町・北区の専門家が分かりやすく解説します。
まずは確認!あなたの「次回更新日」はここにある
「いつ更新なのか忘れてしまった」という方は、お手元の「年金証書」を確認すれば一発で分かります。
年金証書の見方
証書の右下あたりにある「障害基礎(厚生)年金の障害状況」という欄を見てください。 そこの「次回診断書提出年月」に書かれている日付が、あなたの更新月(誕生月)です。
- 「**年**月」と日付が入っている方 → その時期に更新があります(有期認定)。誕生月の3ヶ月前の月末に、用紙が送られてきます。
- 「****」とアスタリスクになっている方 → 更新はありません(永久認定)。手続き不要で、生涯受給できます。

更新(有期認定)の対象となる病気・障害一覧
障害年金には、更新のない「永久認定」と、更新が必要な「有期認定」があります。 手足の切断や失明などを除き、ほとんどの病気は「有期認定(更新あり)」となります。
主な対象疾患は以下の通りです。
① 精神の障害
(更新頻度が高い傾向にあります)
- 統合失調症、うつ病、躁うつ病(双極性障害)
- てんかん、知的障害、発達障害(ADHD、ASDなど)
- 認知症、高次脳機能障害 など
② 内部疾患(内臓の病気)
(数値によって等級が変動しやすいため、更新が必要です)
- 心疾患: ペースメーカー、人工弁、心不全、心筋梗塞など
- 腎疾患: 慢性腎不全、ネフローゼ症候群、人工透析(※透析は長期固定されることも多い)
- 呼吸器: 肺結核、気管支喘息、肺気腫など
- その他: 糖尿病、肝硬変、がん(悪性新生物)、HIV、難病指定疾患など
【ここが勘違いポイント!】 「ペースメーカーを入れたら一生そのまま(永久認定)」と勘違いされている方が多いですが、術後の経過や心機能の改善状況を確認するため、数年ごとの「更新」が必要になるケースが多いです。更新時期を見落とさないよう注意が必要です。
③ 外部障害(身体)
- 脳梗塞や脳出血後の後遺症(麻痺)
- 人工関節の置換
- リウマチ、筋ジストロフィー など
※上記は一例です。ほとんどの傷病で、症状が変化する可能性がある場合は更新が必要となります。
👇 自分の病気が対象か不安な方へ
「私の病気は更新があるの?そもそも対象?」と迷われた方は、以下の対象傷病一覧の記事もあわせてご確認ください。
▶ 【一覧あり】うつ病・発達障害・糖尿病も対象!障害年金の対象傷病一覧
失敗しない!更新手続きの3ステップ
更新のお知らせ(診断書の用紙)が届いてから慌てないよう、流れを押さえておきましょう。
ステップ1:診断書が届く(誕生月の3ヶ月前)
誕生月の3ヶ月前の月末に、日本年金機構から「障害状態確認届(診断書)」が届きます。 これが届いたら、更新手続きのスタートです。
ステップ2:医師に作成を依頼する
すぐに主治医に連絡し、診断書の作成を依頼してください。
【ここがポイント】 単に「書いてください」と渡すだけでは危険です。診察の時間が短いと、医師があなたの今の生活の辛さを把握しきれていない場合があります。
- 「家ではほとんど横になっている」
- 「家族の助けがないと食事がとれない」
- 「仕事は休みがちである」 メモにまとめて渡すなどして、「現在のありのままの状態」を診断書に反映してもらうことが、等級維持の最大のカギです。
ステップ3:期限までに提出する
診断書が出来上がったら、内容を確認し、誕生月の末日(提出期限)までにポストへ投函(または窓口へ提出)します。 これで手続きは完了です。
結果はいつ分かる?
特段の問題がなければ、提出から数ヶ月後(約3ヶ月~4ヶ月後)に、結果の通知が届きます。
- 「次回の診断書提出について(お知らせ)」ハガキが届いた場合 → 更新完了です。引き続き、今の等級で年金が支給されます。
- 「支給額変更通知書」が届いた場合 → 等級が変わりました(上がる、または下がる)。
- 「支給停止事由該当通知書」が届いた場合 → 残念ながら、今回は支給停止となります(※不服がある場合は審査請求などが可能です)。
更新に不安がある方は、提出前にご相談ください
「前回と主治医が変わってしまった」「更新手続きが不安」更新は、数年に一度の「生活を守るための正念場」です。 診断書を提出してしまってからでは、修正することはできません。
メインの上野駅徒歩3分の相談会場(台東区)のほか、錦糸町駅徒歩1分のオフィス(墨田区)でもご相談を承っております。「今の診断書で出して大丈夫かな?」と不安な方は、投函する前に一度お問い合わせください。
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この記事を書いた人:神尾 愛(社会保険労務士)上野・錦糸町・北区エリアを中心に活動する障害年金専門の社労士。「えがお」をモットーに、複雑な制度をわかりやすく解説し、申請の代行を行っています。 地域の勉強会や相談会も定期的に開催中。一人で悩まず、まずはお声がけください。


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