傷病手当金が切れる前に!障害年金への切り替えと併給調整・返還
目次
💡 この記事のポイント
- 傷病手当金の終了(最長1年6ヶ月)に合わせて障害年金を申請することで、収入の「空白期間」を防ぐことができます。
- 同じ病気で両方を受給する場合、障害年金が優先され、傷病手当金は「差額のみ」となります(併給調整)。
- 過去にさかのぼって年金を受給した場合(遡及請求)、傷病手当金の一括返還が発生するため注意が必要です。切り替えのタイミングや複雑な計算は当事務所にお任せください。
🌸 ご相談前にご確認ください
当事務所は、一人ひとりのご相談者様へのお時間を確保するため、誠に心苦しいのですが、以下のご相談につきましては原則としてお受けすることができません。何卒ご理解いただけますと幸いです。
- 傷病手当金自体の請求方法について(お勤め先・協会けんぽ・組合にご相談ください)
- 65歳以上の方
- 書類の書き方やチェックのみのご相談
※当事務所は、対応エリア内で「初めて障害年金を申請される方(新規申請)」のサポートに特化しております。

1年6ヶ月で手当が切れる…その後の生活はどうなるの?
うつ病などのご病気で休職され、現在「傷病手当金」を受給しながら療養されている方へ。
傷病手当金は最長1年6ヶ月で終了しますが、その後は「障害年金」というセーフティーネットが用意されています。手当が終わる頃に障害年金の申請ができるよう、国が制度を設計しているのです。不安を解消し、安心して療養を続けるためのバトンタッチについて解説します。
傷病手当金から障害年金への「バトンタッチ」
傷病手当金が終わるタイミングと、障害年金が申請できるタイミングは、実は「ピッタリ重なる」ように国が制度を設計しています。
- 傷病手当金:支給開始日から「通算して」最長1年6ヶ月
- 障害年金:原則として「初めて病院に行った日(初診日)から1年6ヶ月経過した日」から申請可能
つまり、傷病手当金が終わる頃に、ちょうど障害年金の受給へバトンタッチできる仕組みになっているのです。
【併給調整】傷病手当金と障害年金は「両方」もらえる?
「傷病手当金と障害年金は両方もらえますか?」というご質問をよくいただきます。結論から申し上げますと、同じ病気で両方を「満額」もらうことはできず、障害年金が優先され、傷病手当金側で調整(減額または支給停止)が行われます。これを「併給調整」と呼びます。
原則:同じ病気の場合は「障害年金」が優先される
健康保険法の規定により、支給期間が重複する場合は以下のようになります。(※年金の日額は「年金額÷360」で計算します)
- 傷病手当金の日額 > 障害年金の日額 の場合
障害年金が全額支給され、傷病手当金からは「差額分のみ」が支給されます。 - 傷病手当金の日額 ≦ 障害年金の日額 の場合
障害年金が全額支給され、傷病手当金は「全額支給停止(0円)」となります。
両方満額もらえないと聞くと損をした気分になるかもしれませんが、受け取れる総額が減るわけではありませんのでご安心ください。
例外!調整されず「両方とも満額もらえる」ケース
実は例外として、併給調整されず両方とも満額もらえるケースが2つだけ存在します。
① 休む原因となった病気(ケガ)が「全く別」の場合
例えば、「うつ病」で障害年金を受給している方が、新たに「胃がん」で休職して傷病手当金を受給する場合などです。病気に相当因果関係がなければ、調整されず両方支給されます。
② もらえる年金が「障害基礎年金のみ」の場合
調整の対象となるのは「障害厚生年金」です。初診日が国民年金加入時(自営業や無職など)であり、もらえる年金が「障害基礎年金」のみである場合は、同じ病気であっても傷病手当金との併給調整は行われません。(※ただし、初診日が国民年金で、その後就職して手当をもらう等の特定のケースに限られます)
「自分の場合は調整されるの?」という判断は非常に複雑ですので、自己判断で諦める前に専門家へご相談ください。
遡及請求で注意しておきたい「一括返還」の仕組み
過去にさかのぼって障害年金が認められた場合(遡及請求)、同じ期間にすでに受け取っていた傷病手当金と「重複受給」の状態になります。この場合、後日、健康保険組合や協会けんぽから「重複支給となった傷病手当金の返還」の通知が届きます。
振り込まれた年金から「返還する分」を取り分けておくことが大切です
遡及請求が成功すると、過去数年分の年金が一括で口座に振り込まれます。長年のご苦労が報われホッとされる瞬間ですが、その後に必ず健康保険への「一括返還」のお手続きが発生いたします。
そのため、振り込まれた一時金はすぐに全額を使わず、健保へお返しする分をあらかじめ手元に残しておくことが非常に大切になります。
当事務所では、こうした事態を防ぐため、相談者様にとって一番安心できる請求方法でサポートを行っております。
「空白期間」を作らないための事前準備を
障害年金は準備から支給までに数ヶ月の時間がかかります。そのため、傷病手当金が切れてから慌てて動くと、収入が全くない「空白期間」が生まれてしまいます。手当を受給している【今のうち】から計画的に準備を始めることが、ご自身とご家族の生活を守る最大の防衛策です。
傷病手当金の書類はご自身で書けたという方でも、障害年金は「初診日」の証明や、長期的な日常生活の困難さを申立書にまとめるなど、まったく別の複雑な手続きが必要です。収入が途絶える焦りの中で無理をしてしまう前に、私たちにご相談ください。
💡 復職をお考えの方へ(働きながらでも年金はもらえる?)
傷病手当金の終わりが見えてくると焦ってしまいますが、実は「働きながら」でも障害年金を受給できる可能性はあります。詳しくは以下の記事もご覧ください。
▶ 仕事をしていますが、障害年金は申請できますか?
【Q&A】傷病手当金と障害年金に関するよくある質問
Q1:傷病手当金をもらいながら、障害年金も同時にもらえますか?
A:原則として、同じ病気で両方を「満額」もらうことはできず、障害年金が優先され傷病手当金は差額のみの支給となります(併給調整)。ただし、原因となった病気が別の場合や、障害基礎年金のみの場合など、例外的に両方もらえるケースもあります。
Q2:障害年金の「返還」とは何ですか?
A:障害年金が過去にさかのぼって支給(遡及請求)された際、その期間にすでに傷病手当金を受け取っていた場合、重複してもらいすぎた傷病手当金を、後から健康保険へ「一括で返還」しなければならない仕組みのことです。
Q3:傷病手当金を受給中ですが、まだ障害年金をもらえるか分かりません。相談してもいいですか?
A:もちろんです。当事務所では、傷病手当金を受給中の方から「今後の切り替えタイミング」について多数ご相談いただいております。手当が切れる前の休職中からご相談いただくのが一番安心です。
無料のLINE相談・カンタン受給確認はこちらから
「自分の場合、年金にスムーズに切り替えられる?」「空白期間を作らないためにはいつから動けばいい?」
少しでもご不安なことがあれば、一人で抱え込まずに、まずは当事務所の「1分受給判定」をお試しいただくか、使い慣れたLINEからお気軽にお声がけください。
お客様の状況に合わせて無理のないスケジュールをご提案し、診断書依頼の橋渡しなど、私たちがすべて代行いたします。
💡 ご相談前の不安を解消いたします
- 女性社労士が、ご体調に配慮しながら優しく丁寧にお話を伺います。
- 「まだ申請するか決めていない」という段階でもお気軽にご連絡ください。
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初めまして、社会保険労務士の神尾 愛です。 台東区・墨田区・北区エリアを中心に、障害年金の申請を専門に行っています。障害年金の手続きは複雑で、体調が優れない中では「何から手を付ければいいのか」と、途方に暮れてしまう方も多いと思います。一人で頑張る必要はありません。まとまらないお話でも大丈夫です。もし障害年金のことでお悩みでしたら、まずはお気軽にご相談ください。


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